信頼性の高い燃料電池式センサーを採用

現在、アルコール検知器のセンサーとしては、主に半導体式、接触燃焼式の方式が用いられています。ALBLO FCシリーズは、その中で呼気に含まれるアルコール以外のガスには反応しにくく、消費電力ゼロの(回路動作時除く)、きわめて信頼性が高い燃料電池式センサーを採用しました。

方式
測定原理
メリット
デメリット
半導体式
半導体表面に吸着している酸素にアルコールガスが反応してセンサー抵抗値が変化する特性を利用。
ガス濃度が高くなると抵抗値が下がることでガス濃度を測定する。
  • ・低濃度での感度が高い。
  • ・価格が安い。
  • ・応答性が早い。
  • ・アルコール以外のガスにも反応する。
  • ・環境の影響を受けやすい。
接触燃焼式
貴金属触媒を担持した検知素子と、不活性触媒である補償素子の2つのセンサーを使用。可燃性ガスが検知素子表面で反応すると燃焼熱が発生。
ブリッジ回路の電位差変化をとらえることでガス濃度を測定する。
  • ・広い濃度範囲での測定が可能。
  • ・応答性が早い。
  • ・精度が高い。
  • ・センサーヒートクリーニング時間が長い。
  • ・衝撃・振動に弱い。
  • ・消費電力が高い。
燃料電池式
検知極でアルコールが酸化され水素イオンが生成。これが電解質内部を移動し、対極側で酸素の還元が生じる。
水素イオンが移動する際、外部回路に電子が流れる反応を検出する。
  • ・精度が非常に高い。
  • ・アルコール以外のガスに反応しにくい。
  • ・消費電力がゼロ(回路動作時除く)。
  • ・価格が高い。
  • ・定期的に校正が必要となり、メンテナンスコストが高い。
  • ・測定時間が長い。
  • ・アフターフォローに満足できない。

プロ仕様として安心の高精度

毎日の運行管理業務が安心して行えるよう、プロ仕様として、高精度の測定能力を実現しています。

グラフ:NDIRに対して本機の直進性(10回繰り返し)

横軸はNDIR(赤外線式アルコール検知器)の表示、縦軸はFC1000の表示値をプロットした結果を示します。10回繰り返し試験を行い、全領域で±3σでも3%程度のばらつきで収まっていることから、非常に安定した特性を示します。

グラフ:0.00mg/l・0.20mg/l 吹きかけ試験

0.00mg/lガスと0.20mg/lのガスを連続暴露した結果です。試験の結果40,000回以上経過しても感度変化は5%程度であり、アルコールガスに連続的にさらされた場合でも、本アルコール検知器は非常に安定した特性を示すことが確認されています。またエアーベース(0.00mg/lガス)は常時0であることも確認済みです。