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博士(運動生理学・栄養学)
オレゴン州立大学大学院健康人間科学博士課程修了
川崎市立看護短期大学非常勤講師
トライアスロン歴20年のトライアスロン競技の第一人者として、競技者のみならず指導者としても活躍中
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〜部位別チェックでバランスボディ!〜
余分な脂肪の少ないすっきりとした体は「健康美」そのもの。また、体内の脂肪量が適正であるとメタボリックシンドロームや生活習慣病のリスクが低下すると言われており、健康維持には不可欠です。しかし、それだけでは日常生活のみならず、運動やレジャーなどの積極的な活動をより充実させるには不十分。私の考える「体力美」では、体脂肪量が適正であることに加え、全身の筋肉量もしっかり保たれていることが大切です。
日常生活をよりアクティブに過ごしたい方や運動を始めたいと考えている方、すでにスポーツを行っている方も、これらの活動を充実したものにするために必要な筋肉量を維持したいものです。しかも、均整のとれた「体力美」を目指すためには、全身の筋肉のバランスが適度に保たれていることも大切。最新の計測技術の恩恵を受けて、より正確に、そして手軽に左右の腕と足の筋肉量、体脂肪率を部位別に測定することができるようになりました。 |
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利き腕や利き脚があるように、普段、使用することの多い部位では筋肉量が多く筋力も高いものです。特にアスリートでは、スポーツ種目によっては左右の部位に筋肉量や筋力に差のあることがよくあります。しかし、これはベースとなる筋肉量と筋力が十分に備わり、その上で行われる長期間のトレーニングによって必然的に起こる適応です。したがって、一般の方やこれから運動を始めようと考えている方にとっては当然とらえ方が異なります。過度な左右のアンバランスが体力づくりに影響することもあります。
たとえば、利き腕と反対の腕に大きく筋力差があると、そのアンバランスを背筋で補正しようとするため腰痛の原因になると考えられています。また、左右の筋力にアンバランスがあると、弱い側を代償的にかばうため、非常に効率の悪い動きを強いられることもあります。歩行中や走行中では、脚の筋力に左右差があると、筋力の弱い脚側に障害の発生するリスクが高まると考えられています。
筋力の差は筋肉量の差。つまり、左右の筋肉量の差を確認し、できるだけバランスを保つことが、体全体のバランスを整え、日常生活や運動時に起こりがちな障害や怪我のリスクを減らし、安心で快適なアクティブ・ライフスタイルを実現することになるのです。
筋肉は使えば増加し、使わないと減少します。また、使っている側とそうでない側の変化の違いも起こります。ただ、これらの変化はごく短い時間ではわかりません。だからこそ、毎日習慣的に体重や体脂肪率のみならず、部位別の筋肉量と体脂肪率も測定することをお奨めします。これによって、長い目で見たときにライフスタイルを反映した変化が明らかになるはずです。
日常生活の中で、長い時間、バランスの悪い姿勢でいたり、片側ばかりを使って運動を行っていたりなど、気になる点はありませんか?もし気になる点があれば、それが筋肉量や体脂肪率の左右差やアンバランスとして現れているかもしれません。部位別の筋肉量や体脂肪率のバランスは、日常生活のバランスそのものも見ることのできる「千里眼」と言えるかもしれませんね。
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