肥満の解消や適正体重の維持にかかわる研究・活動を支援 「公益信託 タニタ健康体重基金」2020年度の助成対象8件を決定

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健康総合企業の株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1-14-2、社長・谷田千里)が創設した「公益信託 タニタ健康体重基金」の2020年度の助成対象者が決定しましたのでお知らせします。本基金は、肥満やこれに起因する生活習慣病をなくすための優れた研究や活動について助成するもので、生活者の健康増進と福祉の向上を目的に、タニタ設立50周年にあたる1994年に創設しました。26回目を迎える今回は48件の応募があり、先進性に富む研究テーマが多数寄せられました。学識経験者らからなる運営委員会の厳正な審査の結果、新規性の高い研究として7件、活動として1件の計8件を助成対象に決めました。

助成対象者および助成対象の研究・活動テーマは次の通りです(五十音順)。

1.研究助成
入江 潤一郎(いりえ じゅんいちろう)氏
慶應義塾大学 医学部 腎臓内分泌代謝内科 専任講師
「妊娠母体の腸内環境整備による次世代の肥満症・糖尿病発症抑制」

大石 勝隆(おおいし かつたか)氏
産業技術総合研究所 細胞分子工学研究部門 食健康機能研究グループ 研究グループ長
「食リズムの乱れに伴う急速なレプチン抵抗性の発症メカニズムの解明」

小田 哲明(おだ てつあき)氏
立命館大学大学院 テクノロジーマネジメント研究科 教授
「リモートによる肥満解消への介入がプレゼンティーイズムに与える影響に関する研究」

下村 伊一郎(しもむら いいちろう)氏
大阪大学大学院 医学系研究科 内分泌・代謝内科学 教授
「健康的な肥満状態を誘導する因子の同定」

妹尾 恵太郎(せのお けいたろう)氏
京都府立医科大学 不整脈先進医療学講座 講師
「メタボリックシンドロームの時系列変化に伴う心血管疾患リスクの変化:パーソナルヘルスレコードの利活用に向けた調査研究」

長谷川 豊(はせがわ ゆたか)氏
岩手医科大学 特任講師
「褐色/ベージュ脂肪細胞の熱産生機構をターゲットとした新規治療法の開発」 

細山 徹(ほそやま とおる)氏
国立長寿医療研究センター 再生再建医学研究部 細胞再生研究室 室長
「間葉系前駆細胞に着目したサルコペニア肥満解消法の開発」

2.活動助成
片桐 夏海(かたぎり なつみ)氏
環太平洋大学 体育学部 体育学科 助教
「女子柔道競技者への体重コントロールに関するコーチング法の構築」

報道資料に記載されている情報は発表日現在のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。

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