2024.06.24
アルコール検知器(燃料電池式)の精度を保つには定期的なメンテナンスが必要です。こだわりが詰まった機器交換方法やサポート体制など、タニタならではの「アルコール検知器 定期メンテナンスサービス」について、成り立ちやこだわりのポイントを担当者がお伝えします。
INDEX
株式会社タニタ LS営業部 濃人 晃一
2018年入社。グループ会社の株式会社タニタヘルスリンクにて「タニタ健康プログラム」の営業、サポートに従事した後、タニタでアルコール検知器をはじめとした業務用商品のサービス全般(営業やサポート、開発部との調整など)に携わる。また、アルコール検知器協議会 業務委員会の委員長も務め、アルコール検知器の普及啓発にも取り組んでいる。
株式会社タニタ LS営業部 T.I
お客様へのメンテナンスのご案内、機器管理の窓口業務をはじめ、アルコール検知器全般の顧客管理を長年担当している。
濃人:
タニタは、1999年からアルコール検知器の製造・販売を開始しました。業務用から家庭用まで幅広いラインアップがあり、2024年6月現在までの販売実績は累計400万台以上。多数の大手企業にもご利用いただいています。
また、すべての機種が「アルコール検知器協議会の認定品」であることも特長です。「アルコール検知器協議会」というのは、アルコール検知器の品質向上と普及を通じて、飲酒運転根絶と健康管理を提唱している第三者機関。会員団体は2024年5月現在で全75社あり、業務委員会の委員長は私が務めています。
タニタは会社を挙げて啓発活動に積極的に取り組んでいます。
T.I:
タニタのアルコール検知器、最大の魅力は、やはり精度の高さや使いやすさですね。また、お客様の業務形態に対応できるモデルを用意しています。
T.I:
大前提として、アルコール検知器は購入後そのままの状態でずっと使い続けられるものではありません。
使用回数や時間の経過に伴ってセンサーが劣化するので、自動車を車検に出すように、定期的なメンテナンスが必要です。
そこでタニタが提供しているのが、燃料電池式アルコール検知器FCシリーズ(FC-800/810を除く)を購入し、顧客登録をした方に向けての定期メンテナンスサービス。
具体的には、使用期間が1年か使用回数の限度を超えるタイミングで、メンテナンスを実施。センサーはクリーニングと点検を行い、外装は新しいものに交換します。見た目は新品同然にリフレッシュしますよ。
濃人:
定期メンテナンスサービスの流れは、以下のとおりです。
流れをご覧いただいてお気付きかと思いますが、お支払い完了後は機器を返送するだけで簡単にメンテナンスを行えます。
またメンテナンスのタイミングがきても「手元にアルコール検知器がない期間」が発生しません。
なお、購入から(もしくは前回のメンテナンスから)1年が経つ前に測定回数の限界が近づいてきた場合は、機器に「点検マーク」が表示されます。その際は、お客様からご連絡をいただきお申し込みをお願いしています。
T.I:
タニタが燃料電池式アルコール検知器FCシリーズを初めて発売したのが、2012年のことです。メンテナンスサービスは、その1年後の2013年から提供をスタートしており、すでに10年以上の歴史があります。
メンテナンスサービスを始めたおもな理由は、お客様のご負担を減らすため。これまで発売していた半導体式(家庭用)と比べると、燃料電池式のセンサーは高価です。半導体式のように、使用期限を迎えるたびに買い替えていただくのはコストが大きすぎますし、資源の有効活用も考え、メンテナンスによる交換ができるようにしました。
濃人:
メンテナンス済みの機器をお送りした後にお手元の機器を回収するスタイルも、「お客様にとって最もよい方法は何か」を考えた末に確立しました。
メンテナンス時にお客様側でアルコール検知器の運用方法を変えなければならなかったり、部品交換の手間がかかったりしないようにサービスを設計しています。
このメンテナンスした機器を先にお送りする点、そして外装を新品に交換する点が、タニタならではの品質の高さを実現する肝だと考えています。
濃人:
細かいところでいうと、メンテナンス後にアルコール検知器をお送りする際も、機器を返送いただく際も、送料はタニタで負担しています。
※2024年6月24日現在。※価格や送料負担は予告なく変わる可能性があります。
T.I:
「企業A」から返却いただいた機器をメンテナンスして「企業B」に届け、「企業B」から返却いただいた機器をメンテナンスして「企業C」へお届けする……という循環式のシステムなので、必然的にサービス提供側である私たちの運用は複雑になります。同時進行で非常に多くの機器メンテナンスが発生し、社内でのスケジュール調整が難航するケースも少なくありません。
そんななかで心がけているのは、お客様との丁寧なコミュニケーション。
メンテナンスを行う工場とも連携しつつ、ニーズにお応えしています。サービス開始以降、お客様の数はどんどん増えていますが、1台ごとに丁寧なサポートを続けてきました。もちろん、これからもその姿勢は変わりません。
濃人:
機器自体の機能・設計も、ここまでにご紹介してきたメンテナンスサービスの仕組みも、「使う方がどう感じるか」を軸に開発しています。タニタのアルコール検知器FCシリーズは、高精度、かつハンディータイプでスピーディーな計測が可能でありながら、一般的な価格設定。
さらに、洗練されたデザインも好評をいただいています。商品やサービスをとおして、お客様にタニタの想いを感じてもらえたらうれしいです。
T.I:
今後も法改正に合わせて、外部システムとのさらなる連携も視野に入れながらアップデートしていく予定です。「FCシリーズを使い続けていれば、当たり前に法令を遵守できる」という状態を維持していくので、安心して使い続けてもらえたらと思います。
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