測定のしくみ

本器は、人の額の表面から放射される赤外線量を測定し、舌下温度に換算してデジタル表示します(体温測定モード)。
また、物体の表面から放射される赤外線量を測定し、温度に換算してデジタル表示します(温度測定モード)。

基本的な使い方

[電源/測定ボタン]を押して「体温測定モード」で測定センサーを額に垂直に向け、額と測定センサーの距離が約0.5~3cmのところで[電源/測定ボタン]を押して離します。約1秒で電子音が鳴り、バックライトが点灯して測定結果が表示されます。

ご自分で測定する場合、額が髪の毛などで隠れないようにして垂直に向けてください。

ご使用上の注意

測定時

  • 測定センサーに指で直接触れないでください。
  • 髪の毛、汗や化粧などが、測定する額の表面を覆わないようにしてください。測定対象からの赤外線を遮るようなものは、誤差の原因になります。また額の状態が通常時と異なるような場合は、正確に舌下温度に換算できないおそれがあります。
  • 自分の額をはかる時は鏡に映すなどして、額との距離や角度が正しいか確認してください。

測定結果について

  • 比較のため、あらかじめ通常時の体温を本器で測定しておいてください。
  • 結果を比較する際には、同じ条件(部位・装置・環境)で測定した結果と比較してください。
  • わきの下など他の部位で測定した体温や、電子体温計など他の方法で測定した体温とは、測定結果が異なる場合があります。一般的に舌下温度は腋窩(わきの下)温度よりも高い値になります。
  • 一般的に睡眠時の体温は低いので、起床時の体温と比較しないでください。

はかる前に

  • 本器をあらかじめ30分ほど16℃~40℃の使用環境温度になじませてください。体温計が感知している温度が範囲外になると「Err」を表示します。
  • 外出、運動、入浴の後30分以内の測定は避け、測定前の30分間は使用環境の温度(16℃~40℃)にとどまってください。
  • 屋外、直射日光の当たる場所や暖房器具の近く、または空調機の風が直接当たる場所での測定は避けてください。

電池の入れ方

  • 電池を入れる際は「+」「ー」の向きをよく確認してください。
  • フタはスライドさせて取り外してください。

その他の特徴

  • 体温以外に、ミルクなどの温度(表面温度)も測定できます。
  • バックライト付きの大型表示だから、薄暗いところでも結果を確認しやすい。
  • 体温測定モード、温度測定モード、サイレントモードが選択できます。
  • 体温の測定結果が38.0℃以上の場合、音と光でお知らせします。
  • 過去の測定結果を、30件まで保存します。

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