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グランプリを獲得したレシピをご紹介!ご当地タニタごはんコンテスト

2023.12.15

2023年11月19日(日)に開催された、第6回ご当地タニタごはんコンテスト全国大会。全国から51チームが参加し、書類審査を経て勝ち残った15チームが、健康に配慮した現代風の郷土料理レシピを会場で披露しました。 こちらの記事では、そんな熱い戦いの様子や、グランプリ・準グランプリを受賞したチームのレシピ、喜びの声をレポート。コンテストにかけるタニタの想いを含めて、当日の様子を詳しくご紹介します。


「ご当地タニタごはんコンテスト」とは

全国各地で育まれた郷土料理を、タニタが考える「健康的な食事の目安」に基づいてアレンジし、「健康的かつその地域の魅力を感じられる新しいレシピ」を生み出すことを目指して始まったコンテスト。

郷土料理の可能性を健康という観点から見直し、リ・クリエイトする機会をつくることで、「郷土料理の技術・歴史の継承」「食文化を守っていく人材の育成」そして「さらなる地域活性化」を図ります。

 

そんなコンセプトを背景に設定された募集テーマは、「タニタが考える健康的な食事の目安で、郷土料理を現代風にアレンジしたレシピ」です。

タニタが考える「健康的な食事の目安」って?

タニタが考える健康的な食事の目安は、以下の6つのポイントをおさえていること。参加チームには、この基準を守りつつ、地域ならではの調理方法や食材、調味料を生かしてレシピを考案してもらいました。

  • 1食あたり500~800kcal
  • 基本は主食、主菜、副菜とするが、これらの要素が入っていれば一皿でもよい
  • 主食(献立全体のごはん、麺、パン)は100~200g ※主食は、米であればご飯、麺類であれば茹で後など調理後の重量とする ※米や乾麺などを用いる場合は、日本食品標準成分表2020年版(八訂)に記載されている「重量変化率」を元に、食べる時の状態での量とする。
  • 主菜(献立全体の肉、魚、卵、大豆製品)は70~150g
  • 野菜は150g以上使う(きのこ、いも、海藻は含まず)
  • 食塩相当量は3.4g以下

 

詳しくはコチラ

 

今年も開催!第6回ご当地タニタごはんコンテスト

第6回目のご当地タニタごはんコンテストには、全国各地から51のチームが参加してくれました。

その中から、厳しい書類審査を突破した15チームが全国大会に進出し、2023年11月19日(日)、審査会場である東京都渋谷区の服部栄養専門学校に集結! 各チームが自慢のレシピをプレゼンし、審査員による試食審査を受けました。


最終審査は白熱のプレゼン合戦! グランプリは 石川県の笹寿司アレンジレシピ

ここからは、実際の全国大会の様子を詳しくお伝えしていきます。

 

書類審査を勝ち抜いた15チームのみなさんと審査員が、会場の服部栄養専門学校に集いました。

各チームが工夫を凝らした資料を使い、自慢のオリジナル郷土料理レシピへの想いを語ります。おそろいの衣装で登場するチームや、中には歌を披露するチーム も! 個性豊かなプレゼンが繰り広げられました。

プレゼン内容も採点対象となるため、どのチームも熱がこもっています。

 

プレゼンに続いて、審査員による試食が行われます。

審査には、東京都立南多摩中等教育学校、服部栄養専門学校のみなさんも一般審査員として参加してくれました。

全チームの審査が終わると、いよいよ緊張の結果発表! 準グランプリ2チームと、グランプリ1チームが表彰されました。

準グランプリ受賞チームには賞品として体組成計「インナースキャンデュアル RD-930L」が、グランプリ受賞チームには賞金50万円が贈られます。

栄えある第6回グランプリに輝いたのは、石川県の中田雅子さんのチーム

発表された瞬間は、3名とも「信じられない!」という驚きと歓喜の表情を浮かべていました。


グランプリ・準グランプリを獲得した3つのレシピ

参加した51チームの中から栄えあるグランプリ・準グランプリを獲得したのが、以下の3チームのレシピです。各チームがレシピに込めた想いや、受賞を受けての喜びの声と併せてご紹介します。

準グランプリ 東京都江東区 店部真起さんチーム

アレンジ郷土料理

冷やしねぎま鍋~締めは冷やし茶漬けで~

もったいない佃煮

応募動機・コンセプト等

あまり知られていない東京都の郷土料理であるねぎま鍋や佃煮をアレンジしたレシピを携え、親子で参加した店部さんチーム。

本コンテストを通じて、食品ロスの削減といったSDGsの観点にも着目しました。2019年の第2回大会で準グランプリを獲得した際は、母と娘の二人チームでしたが、今回は小学生の妹も加わり姉妹で参加します。

受賞コメント

ほかのチームのプレゼンを聞いて「ダメかもしれない」と思っていたので、準グランプリをいただけてうれしいです。本音をいえばグランプリがほしかったけれど、みんなで力を出し切れたので、悔いはありません。大満足です!

準グランプリ 山口県下関市 松岡沙耶香さんチーム

アレンジ郷土料理

~山口の「晴れの日」継承定食~

ゆうれい寿司

鯨のスパイシー竜田揚げ

柏椀(かしわん)

応募動機・コンセプト等

小学生と中学生のお子さんと共に、作りやすく食べやすい「晴れの日」レシピを考案した松岡さんチーム。

「2019年に商業捕鯨が再開したことを機に、母船式捕鯨船の基地である下関で若い世代に鯨食文化を継承していきたいと思い、研究と料理開発をして3年目になります」と鯨食文化への思いを語っています。

エソや鯨など、山口県の海の幸をふんだんに使ったレシピで全国大会に挑戦します。

受賞コメント

みなさんのプレゼンがどれもすばらしくて、見ているうちに自信を喪失していましたが、結果的に準グランプリという賞をいただけてとてもうれしいです。ありがとうございました。

グランプリ 石川県野々市市 中田雅子さんチーム

アレンジ郷土料理

さ・さ・ささ寿司~三種のサラダ笹寿司~

かきかも!!

蓮根三段活用

応募動機・コンセプト等

石川県白山市にある国際調理専門学校の生徒が先人の魂を受け継ぐべくコンテストに参加。日々石川県の食材や生産者の声を知っているからこそ生み出せるレシピで、地元の食文化の継承を図ります。

受賞コメント

初めての参加でグランプリをいただけるとは思っていなかったので、とても驚きました。「出るからには勝ちたい」という負けず嫌いの3人がそろった結果だと思います。

レシピの考案にあたって相談にのってくれた専門学校の同級生や先生にも感謝を伝えたいです。本日はありがとうございました。 


このコンテストを通して、郷土料理を守りたい

コンテストの最後には、審査委員長を務めた服部栄養専門学校の校長である服部幸應氏から総評がありました。

服部氏は、全国大会に出場した15チームのレシピについて「どれもレベルが高く、紙一重の接戦だった」と振り返ります。

 

「15チームが考案した料理を審査しましたが、多種多様な味つけでどれも食べていて楽しく、また栄養の観点でもよく考えられていてすばらしかったです。郷土料理といっても、そのあり方は変わってきていると感じました。

日本料理でありながら、外国の料理の要素もうまく取り入れられている。これは、海外ではあまり見られない、日本独特の食文化だと思います。

さらなる進化が楽しみなので、みなさんぜひまた新しいレシピを考えて、次回のコンテストに挑んでください。

今回、受賞を逃して落ち込んでいる方もいらっしゃるかもしれませんが、その差は本当にわずかでした。次は我こそがグランプリを獲るんだと意気込んで、何度でもコンテストに出場してください!」

 

第6回ご当地タニタごはんコンテストにご参加いただいた51チームのみなさま、ありがとうございました。今回ともに切磋琢磨した仲間たちと、第7回もぜひ一緒に食の可能性を創造していけたらうれしく思います。

次回のご応募もお待ちしています!

 

 

 

  • 本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。内容は予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。
     

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