体組成計は利用者様が最初に触れる機器であり、現状の把握や目標の設定、トレーニングの効果測定などにご活用いただけます。
また最近では、体脂肪を減らすという目的だけでなく、筋肉を増やすという目的でも使用されるようになってきました。
減量・トレーニング管理
目標が無ければ、また効果が分からなければ、減量やトレーニングは長続きしません。体組成計を用いることで、現状の把握が容易となり、目標値まであと何キロ体脂肪や筋肉を増加または減少させるべきかが明確になります。また継続的に測定することで、トレーニングの効果を見える化することも可能です。体組成計は、ご利用者様に行動変容を起こさせるための魔法の道具ともいえるでしょう。
また、部位別測定に対応した体組成計を用いることで、左腕、左脚、右腕、右脚、体幹部の5部位に分けた体組成を把握することができます。これによって、より細かな目標設定と効果測定が可能となります。
TANITA FIT
TANITA FITは、いつでもどこでも測定データを確認できる、クラウドサービスです。iPadのアプリで操作を行い、結果は自動的にクラウドに保存されます。測定結果はスタッフや利用者様の好きなデバイスのブラウザで閲覧できるので、結果用紙を印刷しないペーパーレス運用が可能です。
またクラウドで管理するから、本部アカウントから全店舗の会員の体組成データ、店舗ごとの測定人数が閲覧できます。体組成計の運用状態もひと目でわかり、店舗販売やイベントなどの施策にも役立てられます。CSV出力もでき、分析などにも便利。システム連携もご相談ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
トレーニングの効果が表れやすい「筋肉の質」
筋肉における筋線維の割合を筋肉の質(筋質)と呼びます。筋肉量よりも敏感に変化し、ウォーキングやランニングなどの簡単な運動でも変化改善する傾向があります。女性や高齢者などでも運動の効果が分かりやすく、運動習慣のモチベーション継続に役立ちます。
筋質について詳しくはこちらをご覧ください。
高齢者は筋肉が衰えやすい
40代以降、筋肉は衰えやすく1)、これにより要介護や死亡のリスクが高まるなど、健康に対してさまざまな悪影響を及ぼすことが明らかになっております2,3)。そのため、特に高齢者では、体脂肪が過剰になりすぎないようにだけでなく、筋肉が衰えないようにも気をつける必要があります。そこで、体組成評価を行うことで、脂肪が多いのか筋肉が少ないのかを分析し、その方に則した適切な積極的な栄養指導と運動指導を行うことが可能となります。また筋肉の低下は特に下肢(両脚)で顕著であるとされていますので4)、全身の筋肉量よりも、部位別の変化に着目することが効果的です。
出典:
1) 谷本芳美他. 日老医誌, 47: 52-57, 2010.
2) Cruz-Jentoft AJ et al. Age Ageing, 39(4):412-423, 2010.
3) Cruz-Jentoft AJ et al. Age Ageing, 48(1):16-31, 2019.
4) Hughes VA et al. A Biol Sci Med Sci, 56: B2019-217, 2001.
タニタのプロフェッショナル体組成計は、4C Technology採用のアルゴリズムにより、精度の高い体組成計測が可能です。
また、これまでにも国内外の政府統計で使用された実績もあります。
どこの部位の筋肉が衰えていて、どこを中心にトレーニングするべきかをより正しく判断するために、体組成を部位別に計測できる機種がおススメです。