タニタの考える健康
2024.08.27
夏は何もしなくても外にいるだけで疲れてしまう……そう感じることはありませんか? 実は、その疲れは紫外線の影響かもしれません。今回は紫外線と疲労の関係についてご紹介します。
株式会社タニタ 管理栄養士 小西 美早紀
タニタの健康をはかる技術を通して人々の健康意識を高めたいと思い、2021年に入社。
現在は広報業務を担当している。
夏は太陽の位置が高く、日照時間も長いため、他の季節よりも紫外線が強くなります。
人間は、紫外線を浴びると体内で活性酸素が生成されます。活性酸素は免疫機能やからだの生理機能を保つなど大切な役割がある反面、過剰に増えると細胞にダメージを与えてしまいます。
そのダメージの修復にエネルギーを消耗してしまうため、夏は疲労感を感じやすくなります。
疲労を軽減するためには、活性酸素の生成を防ぎ、過剰に増えないよう抑制することが大切です。
紫外線による活性酸素の生成を防ぐには、紫外線から皮膚を守る、日焼け対策が基本です。
外出前に塗布することも重要ですが、屋外での活動が長時間にわたる場合は、2時間ごとに塗り直すとよいと言われています。
帽子や長袖の衣服を着用することで、直接浴びる紫外線を減らすことができます。UVカット加工された衣類も有効です。
活性酸素の過剰な生成を防ぐためには、抗酸化物質を豊富に含む食べ物を摂取することが効果的です。
オレンジ、キウイ、イチゴなどのビタミンCが豊富な果物は、強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素を減少させます。
ナッツ類、アボカド、ホウレンソウなどのビタミンEを多く含む食品も、細胞膜を保護し、細胞へのダメージを軽減する効果があります。
赤ワイン、ダークチョコレート、緑茶などに含まれるポリフェノールは、抗酸化作用があり、活性酸素を減少させます。
日焼け対策と日々の食事を意識することで、夏の疲れに負けない健康的な生活を送りましょう。
参考文献:
活性酸素と酸化ストレス, 厚生労働省eヘルスネット, 2021年11月01日
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-003.html
タニタでは、各種SNSやLINEでもお得なキャンペーンやおすすめ商品の情報を発信しています。
ぜひフォローして、最新情報を確認してみてくださいね。
この記事はタメになりましたか?
人気記事ランキング
RANKING人気記事ランキング
RANKING