食事

「間食」のポイント

2023.09.08

みなさんは「間食」を食べていますか? 間食は、不足しがちな栄養素を補うとともに、気分転換にもつながります。 1日3食の食事以外に「間食」を適切に取り入れてみましょう。

株式会社タニタ食堂 管理栄養士 小武内 沙織
株式会社タニタ食堂に所属。「タニタ食堂」や「タニタカフェ」の品質管理、メニューや監修商品の開発などに従事。

元々、健康的な食生活の基本として、1日に3食を食べることで、必要なエネルギーや栄養素を満たせるとされていました。しかし、最近はライフスタイルの多様化により、規則正しく1日3食食べることが難しい人も少なくありません。

そこで、「間食」のポイントを押さえ、食事で取りきれないエネルギーや栄養素を補いましょう。

活動のエネルギー源となる炭水化物(糖質)を長時間取らないと、脳がエネルギー切れになり、集中力が低下します。「間食」で炭水化物(糖質)を食べて、エネルギーを補給しましょう。
 

例)おにぎり、サンドイッチ、肉まん(具材にたんぱく質や野菜が入っているものがおすすめ)、エネルギー補給食品、栄養機能食品など

時間がない時や手間をかけたくない時は、1日3食で十分な栄養を取ることが難しいと思います。そこで、食事で全ての栄養素を取るのではなく、ビタミンやミネラル、食物繊維などは「間食」で補給するように意識してみましょう。

 

例)ヨーグルトやチーズ、牛乳などの乳製品、フルーツ、野菜ジュースなど

1日3食で十分なエネルギーを摂ったのに、さらに間食を取ってしまうと、カロリーオーバーになってしまいます。

間食を取った日は、その後の食事を少なめにするなど、1日のエネルギー摂取量を調整することが大切です。

 

1回の食事でたくさん食べても栄養がしっかり取れるとは限らないので、自分のライフスタイルに合わせて「間食」をうまく取り入れてみましょう。
 

参考文献:

「間食のエネルギー(カロリー)」,厚生労働省e-ヘルスネット,2019年
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-013.html

「間食の、すすめ」, 栄養WonderBook,公益社団法人 日本栄養士会,2023年

https://www.nutas.jp/84/2023/assets/pdf/theme/eiyou_wonderbook_2023.pdf

  • 本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。内容は予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。

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