カスタマーハラスメントに対する行動指針

■目的

株式会社タニタ(以下、「当社」といいます。)は、「Haelthy Habits for Happiness」をスローガンに、「健康をはかる」計測機器の開発・販売に加え、女性向けフィットネスの「フィッツミー」や健康的な食事を提案する「タニタ食堂」「タニタカフェ」、企業や自治体向けの集団健康づくりパッケージ「タニタ健康プログラム」など、「健康をつくる」サービスの提供に取り組んでいます。"人生100年時代"といわれる今日。健康寿命を延ばすことが個人にとっても、社会にとっても重要な時代が来ています。当社ではこころとからだの健康づくりを通して世界の人々が「幸せを感じられる」社会をつくっていきたいと考えています。

 

この考えから、当社ではお客様に寄り添った対応を心がけ、安心して商品をご使用いただけるよう努めております。一方で、お客様からの常識を超えた要求や言動による人格否定や暴力・セクシャルハラスメント等の従業員の尊厳を傷つける行為は、継続的なサービス提供を阻害し、サービス品質の悪化を招く問題と捉えております。
そのため、お客様に対して誠実に対応しつつも、お客様からこれらの行為を受けた際には、毅然とした態度で対応いたします。
当社は、これからもより多くのお客様やビジネスパートナーの皆様とともに、「企業と人を健康にする」ことで成長し、社会に貢献していきたいと考えています。お客様と従業員の人権を尊重し、安心で快適な利用環境を実現するため、「カスタマーハラスメントに対する行動指針」を作成いたしました。

■定義

カスタマーハラスメントは、「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日働き方改革実現会議決定)を踏まえ、実効性のある職場のパワーハラスメント防止対策について検討するために開催された「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」報告書においても言及されているハラスメント行為です。
当該報告書では「顧客や取引先からの悪質な迷惑行為」という表現に留まっており、カスタマーハラスメントの具体的な定義は記されていません。当社では、カスタマーハラスメントについて以下のような行為と定義しました。
なお、以下の記載は例示であり、これらに限られるという趣旨ではございません。
〈顧客による暴力・暴言〉
 ・威圧的暴力的な内容
 ・セクシャルハラスメントまがいの内容
 ・応対担当者の性別指定
〈顧客による過剰または不合理な要求〉
 ・金銭の要求
 ・合理的理由のない謝罪訪問の要求
 ・プライバシー侵害行為(フルネームの開示要求等)
 ・お客様サービス相談室所在地の開示要求
 ・電話による長時間の拘束
 

■カスタマーハラスメントへの対応

当社は、私たち自身がカスタマーハラスメントの被害者にならないよう、以下の対応を行います。
・カスタマーハラスメントに関する研修の実施
・カスタマーハラスメントの被害にあった従業員へのケア
・外部専門家(顧問弁護士等)との連携

また、当社は、カスタマーハラスメント行為に対して、ただちに電話応対を終了するなどの対応を取らせていただくことがございます。
なお、悪質なカスタマーハラスメント行為につきましては、警察、弁護士、行為者に関わる方等への連絡、通報または対応を依頼することもございます。

■お客様に対するお願い

多くのお客様においては、カスタマーハラスメントに該当するような行為はなく、当社の商品・サービスをご利用いただいております。当社ではお客様とより良い関係を構築し、質の高いサービスを提供するとともに、お客様の課題解決に尽力していきたいと考えております。引き続きご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。

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