
2026.03.27

昨シーズンSV.LEAGUEの連覇を達成した強豪バレーボールチーム「サントリーサンバーズ大阪」。トップアスリートたちのコンディション管理を支えるため、同チームはタニタの業務用体組成計『MC-780A-N』とクラウド型データ管理サービス『TANITA FIT』を導入しました。 導入によって選手の意識や指導にどのような変化が生まれているのか。導入の裏側を、メディカル統括兼ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチの工藤さんにお伺いしました。
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サントリーサンバーズ大阪 メディカル統括兼S&Cコーチ 工藤 建太さん
筑波大学大学院、専門学校社会医学技術学院を経て、理学療法士とアメリカンフットボール選手としても活躍。埼玉西武ライオンズのトレーニングコーチ就任後、2021年よりサントリーサンバーズ大阪に所属し、メディカル統括とストレングス&コンディショニングコーチを兼務。選手のコンディション管理、トレーニングメニューの作成、メディカルスタッフと現場スタッフの橋渡し役などを中心に担当している。
――はじめに、サントリーサンバーズ大阪の概要について教えてください。
サントリーサンバーズ大阪は、大阪府大阪市・箕面市をホームタウンとするバレーボールチームです。2024-25シーズンは大同生命SV.LEAGUEの連覇を達成しました。
2025-26シーズンは、ヘッドコーチのオリビエ・キャットのもと、SV.LEAGUEおよび天皇杯の連覇、アジアチャンピオンズリーグ優勝を目標に掲げ、世界No.1クラブを目指し、日々練習に励んでいます。
――業務用体組成計を導入するに至った理由を教えてください。
以前までは他社の業務用体組成計を使っていました。ただ、機器がチームの施設内になかったため、選手には近隣のスポーツクラブまでわざわざ測定しに行ってもらっていたんです。
測定に出向く手間がかかることもあり、頻度は月1回か1ヶ月半に1回程度。また、測定データは紙で印刷される仕様だったため、Excelなどに手入力で転記する必要があり、管理の負担も大きいものでした。
そのため、以前から施設内に機器を設置し、測定頻度を上げて選手のコンディションを詳細に把握しつつ、管理の手間を削減したいと考えていました。
――数ある業務用体組成計の中で、なぜタニタの商品を選ばれたのでしょうか?
分析アルゴリズムが日本人のデータに基づいており測定精度が高い点などに魅力を感じましたね。そうした基本的な信頼性が前提にありつつ、「筋質」といったタニタ独自の測定項目が、選手のコンディション管理に活用できるのではないかという期待もあり、導入を決めました。
また、当チームからは日本代表に召集される選手も多いのですが、日本代表チームでもタニタの業務用体組成計を使用しています。代表と同じ機器を使用することでデータ基準が統一され、より正確なコンディションの比較が可能になります。
こうしたデータの蓄積を通じて、バレーボール界全体の発展にも寄与できるのではと考えました。
――業務用体組成計の運用方法について教えてください。
現在は月2回、2週間に1回を目安に測定を実施しています。
測定したデータはタニタのクラウド型データ管理サービス『TANITA FIT』によって自動的に保存されるので、選手は各自のスマートフォンなどで自分の数値をすぐ確認できるようになっています。以前の手入力の手間がなくなったのは非常にありがたいですね。
また、TNAITA FITの管理者画面からCSVでデータを一括出力できるため、加工の手間も省けて助かっています。
このデータを活用し、体重、体脂肪率、筋肉量、除脂肪体重などの項目を選手ごとにピックアップして、個別にフィードバックしたり、Excelシートで一覧化したものを紙でも掲示し、チーム全体に共有したりしています。
――実際に機器を使ってみた、率直な感想をお聞かせください。
タブレット操作で簡単に測定でき、測定時間も約15秒と非常に短い。選手を待たせることなく円滑に運用できています。データも自動で連携されるため、管理側と選手側双方の負担が削減できていると感じます。
――業務用体組成計を導入したことで、選手やチームに変化はありましたか?
施設内に機器が常設されたことで、選手の意識が変わってきたと感じます。選手からは「次、いつはかりますか?」と測定日を待ち望む声もあがっています。からだ作り・コンディション管理への意識が、以前より向上している証拠だと思います。
特に日本代表での測定経験がある選手からは、「代表の時のデータと比較して見たい」といった、具体的な要望も出てくるようになりました。
――指導やコミュニケーションについてはいかがでしょうか?
指導内容やスタッフ間の報告の裏付けとして非常に役立っています。例えば、監督から「最近、〇〇選手の動きが良くない」という話があった際、体組成データと他のトレーニングの数値の変動状況を合わせて、「このようなからだの変化があります」と定量的な数値に基づいたコンディションの説明が可能になりました。
また、選手個人へのアプローチもより具体的になりました。「体脂肪率を減らしたい」と選手から自発的な要望があった際には、測定データを基に栄養士と連携し、「この数値目標に向けて、このような食事をしよう」と、具体的な食事アドバイスを行うなど、個別対応にも役立っています。
――今後、業務用体組成計のデータをどのように活用していきたいですか?
まずは測定データをしっかり蓄積することが第一です。来シーズン以降、例えば「昨年の今頃と比べてどうか」といった長期的な比較分析をすることを見据えています。
その上で、特に注目しているのが「筋質」といったタニタ独自の測定項目です。これらの数値の変動と、「調子が良い/悪い」といった選手の主観的な感覚や実際のパフォーマンスとの関連性を分析できれば、練習量を調整するための客観的な指標として活用できるはずです。また、怪我をした選手や手術後の選手が、回復していく過程のモニタリングにも応用できると考えています。
――最後に、業務用体組成計の導入を検討しているチームへメッセージをお願いします。
今お話ししたような、タニタ独自の測定項目や測定データは、現場の指導者がしっかり理解して活用できれば、選手のパフォーマンス向上につながる可能性を秘めていると感じています。 トレーニングや食事の指導のレベルを発展させ、チームのコンディション管理の質を高めるツールとして、今後活用の幅が広がるのではないかと期待しています。
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