すかすかになった骨の断面イメージ

タニタの考える健康

骨粗鬆症を防ぐには

2021.10.01

すかすかになった骨の断面イメージ

骨がもろくなってしまう骨粗鬆症。骨にも健康状態があり、健康管理をしていく必要があります。この骨の健康についても考えてみましょう。


骨も不健康になる

人間は年齢を重ねることで様々な組織が変化します。骨も成長とともに増え、20歳頃をピークに迎え、その後徐々に減少する傾向がみられます。

年齢と共に脆くなり、スカスカな骨になってしまうと骨粗鬆症という病気になりやすく、日常生活に支障が出てきます。しかし、骨粗鬆症は予防が可能な病気です。

ここでは骨粗鬆症と骨の性質を知り、骨の健康管理に役立てましょう。


健康な骨は中身が詰まっていて(密度が高い)丈夫ですが、骨の中身がスカスカになり密度が低下すると骨はもろくなります。この詰まり具合を「骨密度」と言います。

骨粗鬆症は、主にこの骨密度と骨折の有無から診断され、男性と女性では「2:8」で圧倒的に女性に多い病気です。

 

骨密度は年齢とともに低下するため、骨粗鬆症は中高年がかかる病気とされてきました。

ところが、最近では若年層や20代の女性でも見られるようになってきました。これは、極端なダイエットなどによるカルシウム不足が原因といわれています。骨粗鬆症の改善には、カルシウムやビタミンDの摂取や日光浴、運動が必要とされています。

また、食事と運動のバランスに注意すると、骨密度の低下は年齢に関係なく、ある程度防ぐことが出来ます。


骨は日々生まれ変わっています。

骨を形成している骨細胞が新陳代謝を繰り返し、約半年で新しい骨細胞が作られるといわれています。この新陳代謝の為に常にカルシウムが必要になるのですが血液中のカルシウムは一定に保たれているため、不足すると骨からカルシウムが溶けだす量が増え、骨がもろくなります。

 

骨を鍛える、つまり丈夫にするには、材料となるカルシウムを毎日の食事に取り入れることがポイントです。

特に、カルシウム吸収率が良い牛乳・乳製品がおすすめです。ビタミンDを含む食品であるシイタケなどのキノコ類、鮭などの魚類と一緒に摂るとさらに吸収率がアップします。料理にも上手に取り入れられるとよいですね。

また、ビタミンDは紫外線を浴びることで体内でも生成されるので、適度な日光浴も効果的です。

このほか、骨の強さを保つためには強い筋力も必要です。たんぱく質もバランス良く摂取し、適度な運動を取り入れられることをおすすめします

 

食品名

目安量

カルシウム(mg)

エネルギー

海藻

ひじき(乾)

8g

112

0

刻み昆布

10g

74

0

乾燥わかめ

5g

50

0

魚介類

わかさぎ

3尾

600

80

しらす干し

大さじ1

27

9

ししゃも

1尾

88

36

桜えび

大さじ1

60

9

煮干し

5尾

220

33

その他

ごま

大さじ1

108

51

切り干し大根

20g

94

56

mg04


骨の維持成長には運動も必要です。

運動をすることによって骨が刺激を受けて骨細胞が働き、骨の形成を促す指示を伝えます。するとカルシウムが取り込まれてあらたな骨細胞が形成されます。骨は骨に対しての重さ(体重)や運動という負荷を感じて、からだを支えるために骨を強くします。

 

大切なことは「寝ているよりも座っている方が、 座っているよりも立っている方が、立っているよりも歩いている方が、骨を強くするためには良い」ということです。

運動する時間がなくても、日頃からこまめに動くよう意識し骨へ刺激を与えましょう。エネルギーの消費量も増えダイエットにも効果的です。

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