グラファイト グリル&トースターの商品画像

PRODUCT STORY

魚を、手軽においしく。アラジン×タニタのグラファイト グリル&トースター開発秘話

2026.10.21

グラファイト グリル&トースターの商品画像

2026年10月29日に発売するアラジン×タニタ「グラファイト グリル&トースター」。魚料理にこだわって開発したこのトースターは、魚料理をもっと手軽に、もっとおいしく作れる工夫をふんだんに盛り込んでいます。インテリアにもなじむ「グラファイト グリル&トースター」が毎日の食卓を健康的に彩ります。 本記事では、この商品がどのような想いから生まれ、どのようなこだわりを持って開発されたのか。商品企画担当者のインタビューを通じて、その開発秘話に迫ります。

プロフィール

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株式会社タニタ グローバル推進部 本橋 昌子

 

人々の健康をサポートできるような仕事がしたいと思い、2023年11月に中途入社。現在は企画職として、既存商品のキャラクターコラボや新商品の企画立案などを行っている。


なぜ遠ざかる?「魚離れ」に挑むアラジントースターとタニタ

――はじめに、「グラファイト グリル&トースター」がどのような商品か教えてください。
 

本橋さん:

アラジンのブランドで知られる株式会社千石さまとの共同開発した商品です。魚を「もっと手軽に、もっとおいしく食べられる」を一番の軸に据えて開発しました。アラジンのフラッグシップモデルをベースに、タニタ専用のプログラムとなる「焼き魚メニュー」「干物魚メニュー」を搭載しています。いずれのメニューも冷蔵・冷凍の両方の魚に対応しており、凍ったままの魚も解凍せずそのまま焼けます。

 

 

――なぜ「魚」に着目し、今回の商品を開発されたのでしょうか。
 

本橋さん:

 一番の理由は、魚をもっと食べてほしいという想いからです。魚は良質なたんぱく質を含む健康に役立つ食材なのに、調理の手間がかかることから食卓で敬遠されがちです。農林水産省が公表しているデータでは、2000年頃を境に肉の消費量が増える一方で、魚の消費量が減る「魚離れ」が進んでいることが示されています。※1

 

魚離れの背景には、魚を焼いた後の後片付けが大変だったり、魚のにおいが気になったりして、つい魚料理を避けてしまうという声が多くありました。ただ、魚はどんな種類でも良質なたんぱく質が豊富で、とくに青魚には、健康に役立つ栄養素とされているDHAやEPAなどの必須脂肪酸が多く含まれています。健康のためにぜひ食べてほしい食材だと強く感じていたからこそ、調理や後片付けの負担を少しでも軽くして、皆さんの食卓で魚を食べてもらうサポートをしたい! ――そう考えたのが開発の出発点でした。

グラファイト グリル&トースターの商品画像

――今回のコラボは、どのように形になっていったのでしょうか。

 

本橋さん:

千石さまとはこの企画が始まる前からお話しする機会があり「何か一緒にできることはないか」と取り組みを検討していました。企画担当としても健康的な食事を作ったり、食べたりする時の困りごとを解決できる商品を千石さまと一緒に作れたらいいなという想いや考えが強くなりました。
 

その中で、健康的な食事づくりへの悩みや日々の調理の困りごとなどを調べていたところ、「健康のために魚料理を食べたいと思ってはいるが魚料理のレパートリーが少ない」「魚は調理後の洗い物が面倒だからほとんど食べない」「焼いた時のにおいが気になる」といった声を多く目にしました。これらの悩みを解決できるものを千石さまとタニタで作れないかと2社で議論し生まれたのが、今回発売する「グラファイト グリル&トースター」です。

 


――タニタがこの商品を手がける意義は、どこにあるとお考えですか。
 

本橋さん:

タニタには、食と栄養に関する知見やデータが多くあります。というのもタニタ本社やタニタ食堂には、管理栄養士や栄養士などの専門家が多く在籍しており、研究開発や食に関するサービスの提供を通じて、健康づくりやからだづくりに日々取り組んできたからです。こうした知見やノウハウを商品に反映することで、魚をもっと手軽に食べられる環境をつくれるのではないかと考えました。この商品を起点に毎日の食卓に魚を取り入れるきっかけをつくることができれば、食事の選択の幅を広げるのではないか。そしてこれは、タニタだからこそ取り組む意義があるのではないかと考えたのです。


健康を維持するためには、さまざまな食材や料理からバランスよく栄養素を取ることがとても大切です。この商品が日々の食事から必要な栄養素を無理なく取っていただくための一助として、一人ひとりの未来の健康へつながっていければと思っています。


皮はパリッと身はふっくらジューシーに。魚のおいしさを追求した試行錯誤

――商品の開発で最もこだわったのは、どんなところなのでしょうか。工夫についても教えてください。
 

本橋さん:

「おいしさ」と「食欲をそそる焼き上がり」です。ご家庭でさまざまな魚を手軽に楽しめるよう、この2点にこだわりました。

 

グラファイト グリル&トースターは、タニタ専用のヒータープログラムと約0.2秒で発熱を開始する「グラファイトヒータ®※3」により、魚の表面を一気に焼き固めて皮目は香ばしく、身は水分を残してふっくらとジューシーに焼き上げます。これにより魚特有の生臭いにおいを抑えて、味わいも見た目もおいしく仕上げることができます。ただこれだけでは、「手軽においしさを楽しめる焼き上がり」を叶えるのは不十分でした。

 

というのも魚は冷蔵や冷凍などの状態、切り身や干物魚などの種類によって焼き上がりが大きく変わります。グラファイト グリル&トースターは、これらを問わずに、おいしく焼き上げられるように3つの工夫を施しました。

 

1つ目は、重量設定です。魚の切り身や干物魚は、魚の種類や切り方によって大きさに違いがあるので、すべて同じ加熱温度や時間では焼きムラができてしまいます。そこで取り入れたのが、魚の重量設定です。10gごとに「温度」と「加熱時間」を変える専用ヒータープログラムを搭載しました。これにより、魚に含まれる水分を保ちながら焼けるので、ご家庭でも手軽においしい焼き魚を作れます。

魚の重さを測る様子

2つ目は、「干物魚メニュー」使用時に水を加える工程を入れたことです。干物魚は通常、加熱すると干物に含まれている水分が飛んでしまいパサつきやすくなってしまいます。そこで「干物魚メニュー」を使用する際には、干物魚と水をグリルパンに入れて焼く工程にしました。この工夫をすることで、身はふっくらとジューシーに、干物魚をよりおいしく焼き上げることができました。社内の試食会でも干物魚メニューで焼き上がった干物を提供したところ、「干物とは思えないほど、身がふっくらしている」ととても好評でした。

干物魚と水をグリルパンに入れて焼く様子

3つ目は、魚の状態を問わずに使えるように、冷蔵魚と冷凍魚で異なるヒータープログラムを搭載したことです。冷凍の切り身や干物魚を焼く場合には、加熱ムラなどの焼き上がりに影響が出てしまうため、事前に解凍する必要があります。しかし、解凍する温度が高すぎたり時間が長すぎたりすると、魚の細胞内に含まれていた水分やたんぱく質などが魚の身から離れ、味わいが落ちたり生臭さの原因になったりします。

グラファイト グリル&トースターは、「焼き魚メニュー(冷蔵/冷凍)」「干物魚メニュー(冷蔵/冷凍)」と4つのメニューを搭載しているので、冷凍の切り身魚や干物魚もそのままの状態でトースターに入れるだけで、専用のヒータープログラムにより、おいしく焼き上げることができます。冷凍の状態から調理できる点は和食の専門家からもご評価いただいているポイントですね。

トースターで焼き上げている様子

――ここまで作り込むには、相当な試行錯誤があったのではないでしょうか。
 

本橋さん:

設定温度やタイミング、魚の種類を変えながら、半年以上にわたり何度も魚を焼いては検証と調整を続けました。時には1~2週間ずっと、朝から夜まで一人で魚を焼き続けていた時期があったほどです(笑)。

 

一番苦労をしたのは、魚の種類と焼き上がりの違いを何度も検証して、どんな魚でもおいしく焼き上がるように時間と温度を調整したことですね。特に家庭でよく使われる鮭・サバ・干物(アジ・ホッケ)などを数多く焼きました。鮭はうまく焼けてもサバは焼き過ぎてしまうなど、魚ごとのバラつきを見極めていい塩梅を見つけるのには本当に苦労しました。ですが焼き続けた甲斐があって、ご家庭でよく使われる魚のおいしく焼き上がる「温度」と「時間」のバランスを見つけ、やっとの思いでタニタ専用のヒータープログラムに反映することができました。


魚の悩みや困りごとを解決!新しい調理の提案

――「グラファイト グリル&トースター」だからできる魚料理の悩みの解消や手間の軽減ができるようなポイントはありますか。
 

本橋さん:
魚を調理した後、においがつきやすい、魚の焦げや汚れがこびりついてなかなか取れないといったお悩みをよく聞きますよね。「グラファイト グリル&トースター」では、蓋付きの付属容器「グリルパン」に入れて焼くので密閉性が高く、庫内ににおいや油跳ねが残りにくくなっています。そのため、魚を焼いた後にトーストを焼いても、パンへのにおい移りが気になりません。また、後片付けもグリルパンを洗うだけなのでとても簡単です。特殊な加工を施しているため、魚の焦げや汚れがこびりつきづらく、食器用洗剤とスポンジできれいに洗えます。トースター庫内のトレーも引き出して洗えます。

 

調理の効率化の観点では、フライパンや魚焼きグリルのように、付きっきりで焼き加減を見る必要もありません。メニューと魚の重量を設定するだけで、自動で焼き上げてくれます。その間に洗い物をしたり、コンロで汁物や副菜を作ったりできるので、調理時間の短縮や効率化にもつながります。


さらに、メインの操作ダイヤルは1つに絞り、操作性を高めました。シンプルな設計にすることで、1台で14役と機能が多くても、毎日の料理づくりの負担にならないように、迷わず簡単に使えることを大切にしました。

グリルパンをシンクで洗う様子

魚を、もっと身近に。家族の食卓に寄り添う開発者の想い

――どんな風に使ってほしいとお考えですか。
 

本橋さん:

小さなお子さまがいるファミリー層はもちろん、若い方からご高齢の方まで世代を問わず使っていただきたいです。食卓に並ぶ料理のバリエーションの幅を広げることもできますし、冷めても魚がおいしく食べられるのでお弁当づくりにも活用できるのではないかと思っています。ご自身やご家族の健康を気遣いながら、日々食事を作っている方の助けになれたらと思っています。

 

また、毎日の暮らしに寄り添う商品であってほしいとの想いもあります。本商品は見た目にもこだわりました。カラーは落ち着いたトーンのダークグレーとアイボリーを採用し、他の調理家電やインテリアにもなじみやすいデザインを目指しました。

 

 

――付属のレシピブックについて教えてください。
 

本橋さん:

「グラファイト グリル&トースター」には、タニタ栄養研究所※2の管理栄養士が考案したオリジナルレシピブックが付属します。このレシピブックは、魚メニューやトースターを活用できる16レシピを収録しています。レシピだけでなく、魚の栄養素や一緒に取るとよい食材など、健康を意識したポイントも掲載しています。

 

中でも力を入れたのが、千石さまとの共同開発したトースターだからこそできる、トーストのおいしさと魚のおいしさの両面が際立つフィッシュサンドです。フィッシュサンドは、魚をもっと手軽に楽しんでもらいたいという想いを込めて、3種類のレシピを開発しました。紹介しているレシピは、フィッシュサンド1品で、魚だけでなく野菜もたくさん取れることが特徴です。休日の朝食やブランチなどに、ご家族と一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
 

魚料理と聞くと、ご飯やお味噌汁などと一緒に食べる焼き魚や煮魚といった和食や、手間がかかる割に好みが分かれるというイメージが先行し、魚料理を敬遠される方もいらっしゃるのではないかと思います。調理はトースターにお任せできるので、ぜひレシピブックを活用して、気軽に魚料理を作っていただけたらと思います。

フィッシュサンドの画像

――最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。
 

本橋さん:

この商品を通じて、魚料理に手間や負担を感じていた方にも、魚料理をもっと手軽に楽しんでいただきたいと考えています。日々の食卓に魚を取り入れる機会が増え、ご自身やご家族の健康づくりに役立てていただけたら嬉しいです。

グラファイト グリル&トースターの画像

※1:農林水産省「令和7年度食料需給表(概算値)」
※2:タニタ栄養研究所は、タニタ本社やタニタ食堂に在籍する管理栄養士や栄養士などで構成する「食」と「栄養」の専門機関です。
※3:「グラファイトヒータ®」は株式会社千石の登録商標です。

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