
2026.01.08

静岡市をホームタウンとするプロサッカーチーム、清水エスパルス。選手のコンディション管理は「チームの勝利に直結する重要なミッション」と位置付け取り組んでいます。 清水エスパルス様は、タニタの業務用体組成計『MC-780A-N』を導入し選手のコンディション維持とモチベーション向上に役立てています。 そこで今回は、業務用体組成計を導入した背景や活用方法、そして導入によって生まれた効果について、コンディショニングコーチ𡈽井さんへのインタビューをもとにご紹介します。
INDEX

清水エスパルス コンディショニングコーチ 𡈽井 達也さん
鍼灸師の資格を持つ。2018年より水戸ホーリーホックのトレーナーを務め、2024年より清水エスパルス所属。選手のトレーニングやケアを担当し、データに基づいたコンディショニング指導を行っている。
――はじめに、清水エスパルスの概要について教えてください。
清水エスパルスは、静岡市をホームタウンとするプロサッカーリーグ(Jリーグ)チームです。「わかちあう夢と感動と誇り」を基本理念とし、市民が作り育て、地域の発展とスポーツ文化の振興に貢献し、サッカーを愛する少年たちに夢を与える、世界レベルのプロサッカーチームという目標を掲げ、その理念のもと、地域とともに歩み続けています。
――選手のコンディション管理において、業務用体組成計はどのような位置づけなのでしょうか。
業務用体組成計は、選手の状態を定量的かつ正確に把握し、コンディションを管理するために不可欠なツールと考え、導入しています。
現在、清水エスパルスでは「フィールドプレイヤーは体脂肪率12%以下、キーパーは13%以下」という、非常に明確なフィジカル目標が設定されています。体脂肪率は、選手のパフォーマンスにも大きく関与します。目標の数値を超えたからといって、すぐにパフォーマンスが落ちるというわけではありませんが、選手が自身にとって「ちょうどいい体脂肪率」より上がりすぎてしまうと、やはりプレーのパフォーマンスが落ちるという印象があります。
――タニタの業務用体組成計を利用している理由を教えてください。
清水エスパルスは、10年以上前からタニタの業務用体組成計を継続して使用しているんです。魅力を感じているのは、測定結果が正確でブレが少ない点。
選手のコンディションを定量的に知り管理する上で、状態を正確に把握することは非常に重要ですから。
もうひとつの理由は、サッカー日本代表がタニタの商品を採用しているという実績です。当チームには「世界で通用する選手を輩出する」という目標があります。その目標を達成するためには、現在トップレベルで戦っている選手たちと同じ基準で評価・比較できる環境を重視しており、タニタの業務用体組成計はそのためのツールと考えています。
――業務用体組成計の具体的な運用ルールと、データの活用方法について教えてください。
チームの活動日は、毎回必ず測定することを徹底しています。業務用体組成計はロッカールームの真ん中に設置してあり、測定しやすい環境を作っています。測定のタイミングも「練習前、入浴前、排尿後」という3つの条件を全員で統一し、測定値のブレを最小限に抑え、より正確なデータを把握できるように運用しています。
私を含めコーチ陣は、タニタのデータ管理アプリケーションソフト『Get In Shape-NNV-191』を通じて、選手のデータを毎日確認していますね。選手によっては個別に「筋肉量」の目標設定・確認も行っており、トレーニングの成果をチェックしています。
測定データは、いつでも誰でも見られるようにしているほか、毎月1回データを加工しPDF化して全選手に送信・共有。この測定し確認する流れがチームの習慣として完全に定着しています。
――業務用体組成計で測定したデータは、選手への指導にどのように活かされていますか?
蓄積したデータに基づき話ができるため、より具体的な指導を行えるようになったと感じています。
例えば、以前、夏場に体重が落ちてしまった選手がいました。考えられる要因として、1つは「エネルギー量が足りていない」、もう1つは「オーバートレーニングの兆候」という2つがあります。選手にヒアリングし、トレーニング量や食事内容と体組成の数値を時期別に確認。その結果、エネルギー量の不足の可能性が高いと判断し、食事回数を従来の3回から5回に増やすよう指導しました。その指導が功を奏し、体重や体組成の数値を以前の水準に戻すことができました。
ほかにも、栄養士と連携して体脂肪率が高い選手には食事指導を行い、選手の「食育」にもつなげています。また、試合日も試合の前後で測定を行っており、選手のコンディションの変化を定量的にチェックし、翌日までの効果的なリカバリープランを考えるのに役立てています。
――業務用体組成計を導入したことによるメリット・変化を教えてください。
いちばん大きな変化は、選手自身の意識が変わり、「モチベーション維持」に大きく貢献している点です。選手たちは毎月送られてくるPDFデータを見て、自分の数値が目標に届いているかを確認しています。なかには「よし、この数字になったぞ」と、目標の達成を次の意欲につなげている選手の姿も見られます。
からだの状態が数値でわかるので、選手が自主的に相談に来ることも増えました。数値という共通言語があることで、選手自身が課題意識を持って主体的にコンディショニングに取り組む、良いきっかけになっていると感じます。
私たち指導者側としても、選手のコンディションを感覚的ではなく「定量的」に評価できる点が最大のメリットです。
――今後、業務用体組成計のデータをさらに活用していくための展望をお聞かせください。
今後は、モニタリングしているデータと、選手が日々行っている「トレーニングとの相関」をより詳しく分析していきたいと考えています。
「体組成の数値が改善している選手が、その期間にどのようなウエイトトレーニングをしていたのか」などを正確に振り返り、分析することで、個々のトレーニングの質をさらに高めていけるのではないかと考えています。
――最後に、業務用体組成計の導入を検討している方へメッセージをお願いします。
業務用体組成計は、アスリートがコンディションを管理・向上させていくツールとして、必要不可欠なツールだと実感しています。
もちろん、数値が全てではありません。しかし、データに基づき中長期的な目標設定をすることで、選手は日々のトレーニングから高い意識で臨むことができます。
その日々の積み重ねが、最終的に「チーム全体のトレーニングの質を高める」ことにつながっていくのだと、強く感じています。
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