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2026.10.06

タニタがサポートしている、B.LEAGUE(Bリーグ)所属のプロバスケットボールクラブ「横浜エクセレンス」。日々のからだづくりや試合へのコンディション調整に役立てるために全選手が活用しているのが、タニタのハイスペックモデルの体組成計「RD-803L/804L」です。 今回は、その活用方法や導入の狙いなどについて、クラブのパフォーマンスディレクターである冨樫司さんと、実際に活用している選手2名にうかがいました。
INDEX

横浜エクセレンス パフォーマンスディレクター 冨樫 司さん
横浜エクセレンスのパフォーマンスディレクターとして、トレーニング内容の検討、ケガ予防のためのケアや食事面の指導など、選手のからだ全般に関するすべてのことを管理している。
――初めに、横浜エクセレンスについて教えてください。
冨樫さん:
横浜エクセレンスは、神奈川県横浜市をホームタウンとするBリーグ所属のプロバスケットボールクラブです。
2021年7月1日に東京から現在のホームタウンである横浜へ移転。新クラブ名を「横浜エクセレンス」に変更しました。2026-27シーズンから「B.LEAGUE ONE」へ参入します。
――「RD-803L/804L」を利用している理由を教えてください。
冨樫さん:
シーズン中の選手の体組成変化が大きいバスケットボールというスポーツにおいて、からだの中身を正確に捉えることは、コンディションを維持・向上させていくために必要不可欠です。コーチ陣はもちろん、選手自身も自分のからだを把握し、試合当日に向けて細かく調整をかけていかなければなりません。
そこで、からだの基本的な情報である体組成データを蓄積できるタニタの体組成計を活用しています。
タニタの体組成計を導入したのは2018年です。ホームの体育館に業務用体組成計を常設する十分なスペースがなかったことから、家庭用体組成計「RD-803L/804L」を導入しました。選手1人につき1台を支給し、自宅に置いてはかるという運用にしています。
――体組成データの活用方法を教えてください。
冨樫さん:
主に食事内容へのアドバイスに活用しています。体重や体脂肪率、筋肉量や体水分率などの変化を追っていくことで、減量・増量中の選手へのアドバイスの基礎データになります。
また、練習中・試合中に選手のフィジカル面について変化を感じた時にヒアリングをしているのですが、体組成の推移はその理由を探る際の材料になります。
▲「RD-803L/804L」の初期設定をしている様子
――「RD-803L/804L」のどんな点を評価されていますか?
冨樫さん:
左右部位別で「筋肉の質」まではかれるところです。例えば、ケガをしている選手は、その部位だけ筋質点数が低く出ます。そして、リハビリをして回復してくるとそれに応じて筋質点数も上がってきます。
このように、ケガからの回復の目安にしているほか、リハビリのやり方が正しいのか、間違っているのかを判断する一つの指標として活用しています。
――タニタからの体組成に関するアドバイスはどのように活用されていますか?
冨樫さん:
クオーターごとに選手の体組成データを細かく分析したレポートをもらっています。専門家から見た「選手の傾向」や「いつもと違うグラフの浮き沈み」を指摘していただき、改善へのアドバイスをもらえることは非常にありがたいです。
私が特に注目している項目は体重・体脂肪率・筋肉量ですが、シーズン終了後に選手の体組成データのグラフとスタッツ(プレー成績や出場時間などのパフォーマンスデータ)を照らし合わせると、驚くほど連動しています。
例えば、ケガもなくリカバリーもしっかりとできている時は、筋質点数が高く、試合でも高いパフォーマンスを発揮できています。
このように、試合結果と照合させたり、選手のからだづくりの全容を把握したりするために活用しています。
「数字は絶対」です。データを蓄積していくことで、後から見返した際に俯瞰(ふかん)的に選手のからだの変化を認識できます。
▲体組成フィードバック会の様子
――普段の体組成計の活用方法について教えてください。
杉山 裕介選手:
毎日同じ時間に測定して、アプリで確認することがルーティンです。主に、食事の量と内容を調整するために体組成計を活用しています。
試合後は疲労回復のためにたくさん栄養を取るので、一時的に体重が増えます。その増えた体重を次の試合までにベスト体重にまで戻すというサイクルを、体組成計を活用することで自分で作ることができています。
やはりベスト体重とそうでないタイミングを比べると、試合中のパフォーマンスの違いを感じるため、コンディション管理において体組成計は重要なアイテムだと思っています。
また、脂っぽいものをたくさん食べた時は体脂肪率が上がり、体重も増えるという傾向があるので、その数値の変化を追うことで、「からだづくりのために何を食べればいいのか」という食事管理につなげられています。
――「RD-803L/804L」の導入後、からだづくりへの意識や向き合い方にどのような変化がありましたか?
クーリバリ セリンムルタラ選手:
ベストなコンディションで試合を迎えられるようになりました。
クラブに入る前、フィジカル面の力強さを得るために体重を増やしていたのですが、体脂肪率も増加したことでからだが重く感じたり、膝への負担を感じたりと、悩みを抱えながら前シーズンの開幕を迎えることになりました。しかし、試合が進むにつれて自然と体重も体脂肪率も減っていき、プレーの質も良くなりました。
この経験から自分のベスト体重・ベスト体脂肪率を把握することができたのです。今シーズンはそれを参考に、最初からベストコンディションで挑めました。数値を定量的に見れるようになったのは体組成計導入の大きなメリットです。
杉山 裕介選手:
自分のからだについての理解が深まったと感じます。
体組成計導入以前は、たまに体重をはかる程度でした。ケガによる欠場も多かった印象です。
導入してからは体重はもちろん、筋肉量や体脂肪率までストイックに管理するようになりましたし、筋質点数を活用して、もともと抱えていた肩の不調のリカバリー具合の観察もするようになりました。数値をもとに自分のからだを把握できるようになり、興味を持てるようになった結果、今は大きなケガをすることなくシーズンを通して戦えています。
▲インタビューの様子
――「RD-803L/804L」の導入後、選手のメンタル面への影響はありましたか?
冨樫さん:
特に減量・増量中の選手にとって、数字で示されることは大きな励みになっていると感じます。
例えば、減量中の選手は「このぐらいまでは食べても試合当日までには調整ができる」という範囲を自分で判断できるようになるので、安心して食事を楽しむことができます。
短期間の数値の変化に一喜一憂してほしくはありませんが、しっかりと客観的に把握できる環境があるということが選手にとってモチベーションの向上につながっていると思います。
――最後に、体組成計の導入を検討している指導者や、購入を検討しているバスケプレーヤーに向けてメッセージをお願いします。
冨樫さん:
「体組成計の導入は早ければ早いほどいい」と思っています。
世の中には選手のコンディションをはかるためのデバイスが数多くありますが、パフォーマンスを高めていくためには、体組成の管理は基本中の基本です。成長期である中学生や高校生の時から取り入れ、食事や運動内容を検討できれば、その後のからだのつくりは大きく変わります。
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