
2025.11.28

埼玉県入間市にある、医療法人永仁会入間ハート病院健康管理センター併設のフィットネス施設「Medical Fitness SHAFT(メディカルフィットネス シャフト)」では、利用される方の健康づくりに、タニタの業務用体組成計と法人向けデータ管理アプリを活用されています。 「業務用体組成計はコミュニケーションツール」と話すのは、チーフトレーナーの藤井さん。今回はそんな藤井さんに、Medical Fitness SHAFTでの商品の活用方法や、利用される方からの反響などをうかがいました。
INDEX

Medical Fitness SHAFT チーフトレーナー 藤井 亮輔さん
早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 博士後期課程修了。博士(スポーツ科学)。2018年に医療法人永仁会へ入職。介護施設、病院での運動指導経験を経て、現在はMedical Fitness SHAFTのチーフトレーナーとして勤務している。カバディ日本代表男子チームのトレーニング指導も担当するなど、介護予防目的の方からアスリートまで、幅広い指導経験をもつ。
――Medical Fitness SHAFTの特徴を教えてください。
Medical Fitness SHAFTは、埼玉県入間市にある、医療法人永仁会入間ハート病院健康管理センターの2Fに併設されているメディカルフィットネス施設(医療法42条施設、健康増進施設、指定運動療法施設)です。
「病院で一生モノの“カラダづくり”」をコンセプトに、メディカルチェックによる健康管理、医学およびスポーツ科学のエビデンスに基づいた運動プログラム、管理栄養士による栄養指導によって、心豊かな健康づくりを支援。利用者さまの「トータルヘルスケアサポーター」として活動しています。
――どのような方が利用されていますか?
利用者さまの年齢層は幅広く、下は20代から上は90代までいらっしゃり、平均年齢は65歳となっています。
また、全体のおよそ8割が入間ハート病院、健康管理センターの利用者さまです。残りの2割には、パーソナル指導に魅力を感じた若い方や、当施設でサポートする入間市のサッカーチームの選手をはじめとしたアスリートなどが含まれます。
利用目的としては、生活習慣病の改善、もしくは体力の維持・向上が大半ですね。それぞれの割合はおおよそ半々です。
――導入していただいているタニタの商品を教えてください。
業務用マルチ周波数体組成計(MC-780A-N)と、クラウド型データ管理サービス「TANITA FIT」を導入しています。
――数ある業務用体組成計の中で、タニタの商品を選んでくださった経緯や理由について教えていただけますか?
Medical Fitness SHAFTでは、立ち上げ当時から「利用者さまに、ご自身のからだについてきちんと理解したうえでトレーニングに取り組んでもらうこと」を目指していました。その実現のためには、体脂肪率や筋肉量、基礎代謝量などさまざまな項目をはかれる業務用体組成計、そして測定データを一元管理できるデータ管理アプリが必要だという結論に至ったんです。
具体的な商品の選定にあたっては、とくに「精度の高さ」を重視。タニタの業務用体組成計は、日本人のからだのデータに基づいて体組成を推定している点が魅力でした。また、機器の精度比較の論文※で高く評価されていたこともあり、データ管理アプリと併せて導入を決めました。
※参考:Yamada Y, et al. Validating muscle mass cutoffs of four international sarcopenia-working groups in Japanese people using DXA and BIA. J Cachexia Sarcopenia Muscle. 2021;12(4):1000-1010.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34101377/
――業務用体組成計の具体的な活用方法について教えてください。
減量・増量を目指す方の場合は月に1回、健康の維持・増進目的の方は3ヶ月に1回、業務用体組成計での測定を行っています。なお、からだの変化をより正確に把握するため、できるだけ同じ時間帯にはかるよう努めていますよ。
測定した体組成データは、トレーニングや食事へのアドバイスなどの内容のカスタマイズに役立てています。
――体組成データの中でとくに重視している測定項目はありますか?
筋肉の「質」がわかる筋質点数ですね。理由はふたつあって、ひとつは「サルコペニア(筋肉量が減少し、筋力も低下した状態)」「ダイナペニア(筋肉量は減少していないが、筋力が低下した状態)」のリスク評価に有用な指標であるためです。年齢層が高い利用者さまの健康づくりには欠かせないと考えています。
そしてもうひとつは、トレーニングにより変化しやすい指標であり、利用者さまのモチベーション維持・向上に役立つためです。
筋肉量はトレーニング開始から早くても数ヶ月経たないと変化せず、低い強度で始めた場合は年単位でかかることもあります。しかし、筋質点数はもっと早い段階で変わってくるので、利用者さまにからだの変化を実感していただくのにぴったりなんです。
――測定した体組成データは、どのような方法で利用する方に共有していますか?
「TANITA FIT」のフィードバックシートを提示しながら、数字の意味を利用者さま一人ひとりに丁寧に説明しています。
ちなみに、この見やすいシートもタニタの商品を選んだ大きなポイントです。
――利用者の方に測定結果を説明するにあたって、意識していることがあれば教えてください。
利用者さまの多くは、筋肉量や筋質点数よりも体重を気にしがちです。しかし実際は、体重に変化がなくても、筋肉量が増えたり体脂肪が減ったりしていれば健康状態は着実に改善しています。そうしたからだの変化を正しく理解し、意欲を高め、トレーニングを継続する……そんないいサイクルをつくることを意識しています。
反対に、悪化している指標がある場合には、直近の生活習慣についての詳細なヒアリングを行います。私たちは、体組成データは「コミュニケーションのきっかけ」にもなると捉えているからです。単にからだの状態を確認するだけでなく、利用者さまの生活への理解を深めることにもつなげています。
また体組成データに加え、主治医から受けた血液検査データや血圧測定値なども考慮に入れた総合的な指導も行います。複数の健康指標を結びつけてフィードバックすることで、利用者さまは自身の健康管理に対するモチベーションをさらに高めることができます。
――「TANITA FIT」のデータ管理機能についてはいかがでしょうか?
クラウド上で履歴を含めたすべての測定データを一元管理できる点が魅力ですね。トレーナーが手もちの端末ですぐにデータを確認できるので、フィードバックがとてもスムーズです。
また、利用者さまもスマホで簡単にデータを見られるので、70代くらいまでの方はよくご自身でチェックされているようです。「家族にからだの変化を共有している」という声も聞きますよ。
――そのほかに、業務用体組成計を活用するメリットの実感はありますか?
退会率の抑制につながっていると感じています。先ほども触れたように、業務用体組成計ではかることで「体重計だけではわからないトレーニングの成果」を数値で確認でき、モチベーション維持につながるのが大きな理由ではないでしょうか。
また、測定をきっかけに日々の運動や生活習慣について対話し、利用者さまの不安や悩みに寄り添い、ともに解決策を探ることで信頼関係を築けていることも背景にあると考えています。
――病院と体組成データを連携なさることもあるのでしょうか?
体組成データが記されたフィードバックシートは、PDF化して病院の電子カルテにも取り込んでいます。ドクターはそこから患者さまの現在のからだの状態、トレーニングによる変化などを確認し、治療方針の検討に役立てていますよ。
また、健康管理センターで人間ドックを受診した方々にも、無料で体組成の測定を実施しています。からだへの興味を高めていただくきっかけを提供しつつ、「Medical Fitness SHAFT」の案内もさせていただく流れです。
そのほか、入間市内のイベントや企業の健康セミナーなどで、体組成測定を行うこともあります。「MC-780A-N」はもち運びしやすく、施設外でも積極的に活用しています。
――体組成データの活用について、今後、なにかお考えのことがあれば教えてください。
体組成データの活用の幅をさらに広げていきたいと考えています。具体的には、管理栄養士による体組成データに基づいた栄養指導を展開する計画です。そして、「運動」「医療」「栄養」という3つの柱それぞれに体組成データを活用し、利用者さまの健康、からだづくりを力強くサポートできる体制の実現を目指します。
――最後に、タニタの業務用体組成計導入を検討している方へメッセージをお願いします。
私は、業務用体組成計を「コミュニケーションツール」と考えています。そのように捉えて活用することで、利用者さまのからだの状態を可視化するだけでなく、健康づくりへの意欲を高めるサポートができます。より質の高いサービスを目指す施設には、ぜひタニタの業務用体組成計の活用をおすすめします。
タニタでは、各種SNSやLINEでもお得なキャンペーンやおすすめ商品の情報を発信しています。
ぜひフォローして、最新情報を確認してみてくださいね。