
食事
2026.06.16

6月は梅雨入りで高温多湿になる時期です。 近年は地球温暖化の影響を受けて気温が上昇傾向にあり、早い段階からの暑さ対策が欠かせません。 そこでカギとなるのが暑さに慣れることと、体温調節機能を正常に保つための土台を整えることです。 本格的な夏を迎える前に知っておきたい、暑さに負けないからだづくりのヒントをご紹介します。

株式会社タニタ 管理栄養士 井上 詩央里
2023年に入社後、商品開発を経て現在は商品企画を担当。
栄養の知見を活かしながらタニタの「はかる」技術と組み合わせ、世代を問わず健康づくりに役立つ商品企画に取り組んでいる。
暑さに負けないからだをつくるには、段階的に暑さに慣れること(暑熱順化)が大切です。暑さに慣れると、効率よく汗をかいて体温をスムーズに調節できるようになります。
しかし、常に冷房の効いた環境にいると体温調節のスイッチが鈍くなり、いざという時にスムーズにからだの外へ熱を逃がせなくなってしまいます。
また、冷たい飲食物によって内臓が過度に冷えると、体温調節機能を支える土台を弱めてしまうため注意が必要です。
汗をしっかりかけるからだへと順応させるには、その機能を正常に動かすための「材料=栄養素」が欠かせません。
バランスの良い食事が基本ですが、特に意識して摂取したい栄養素を紹介します。
からだの組織や、代謝を調節する酵素やホルモンの主材料です。体内の水分量を調節する他、水分を蓄える筋肉の維持にも役立ちます。
冷たい麺類だけで済ませず、卵や豆腐、油揚げなどを添えるだけでも、暑さに対応できるからだの土台づくりにつながります。
糖質をエネルギーに変え、体温調節を司る自律神経や筋肉の正常な動きを助ける働きがあります。
不足すると代謝が滞り、だるさを招く一因となります。
暑いからといって冷たい飲食物を取り過ぎると、胃腸の血流が停滞し自律神経の乱れや食物の消化吸収効率の低下を招く要因となります。
過度にからだの内部を冷やすのではなく、食材の力を借りて穏やかに熱を逃がすのが理想的です。
キュウリやトマトなどの夏野菜は水分とカリウムが豊富です。
カリウムは余分な水分とともに熱を逃がす働きがあり、からだの内側から自然な体温調節を助けます。
日常的な水分補給は、冷たい飲み物だけでなく、常温の水やお茶を活用しましょう。内臓の負担を減らすことにつながります。
夏本番を元気に過ごすポイントは、以下の3つです。
暑さとうまく付き合える健やかなからだをつくっていきましょう!
参考文献:
・熱中症警戒アラートやエアコンを適切に利用し、この夏も万全の熱中症対策を!,ecojin,環境省,2023年7月 https://www.env.go.jp/guide/info/ecojin/feature1/20230726.html
・髙橋 圭,「食事・栄養と運動による熱中症の予防」,名古屋文理大学紀要 第22号,2022年 https://www.jstage.jst.go.jp/article/nbukiyou/22/0/22_KJD2022022085090/_pdf
・競技者のための暑熱対策ガイドブック,日本スポーツ振興センター,2017年7月
https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/Portals/0/resources/jiss/jigyou/pdf/shonetsu-24-43pp.pdf
タニタでは、各種SNSやLINEでもお得なキャンペーンやおすすめ商品の情報を発信しています。
ぜひフォローして、最新情報を確認してみてくださいね。
この記事はタメになりましたか?
人気記事ランキング
RANKING人気記事ランキング
RANKING