洗えるスケールの商品画像

PRODUCT STORY

「洗える」スケールという新常識。タニタが目指したクリンネスと利便性

2026.02.05

洗えるスケールの商品画像

料理などに使われるクッキングスケール(計量器)ですが、防水仕様の商品は限定的で、「洗って汚れを落とせず衛生的ではない」といった課題がありました。 タニタが2026年1月23日に発売した新しい「洗えるスケール」シリーズはこれを解決。「洗えることをスタンダードにする」というコンセプトで商品化しました。 この新シリーズがどのような背景から生まれたのか。企画・開発を担当した3名へのインタビューを通じて、衛生面だけでなく機能性まで追求した開発秘話に迫ります。

プロフィール

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株式会社タニタ 新商品推進部 里見 奈世子
新商品推進部所属。2016年より量産化対応に携わり、現在は国内向けのクッキングスケールと温湿度計を担当。本プロジェクトでは企画担当者として全体進行を担当した。

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株式会社タニタ 量産設計部 北川 政人
2019年入社。タニタでは主に商品筐体・構造設計を担当。本プロジェクトでは筐体設計およびIP67防水性能の設計を担当。

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株式会社タニタ 量産設計部 藤江 律也
2024年入社。主にソフトウェア開発を担当。本プロジェクトではKW-322「ファミリーパックモード」のソフト開発を担当。


「洗う」を当たり前に。"クリンネス"への新提案

――今回、豊富なラインアップで「洗えるスケール」を発売しました。このプロジェクトが始まった経緯を教えてください。


里見:
一言でいえば、「洗えることを、スケールのスタンダードにしたい」という想いからです。
実は、防水仕様のスケール自体は以前から販売していました。コロナ禍の「巣ごもり需要」があった2021年ごろに売り上げが急増したのですが、興味深いのはコロナ禍が落ち着いた後も、防水モデルのニーズが全く衰えなかったことです。
 

 

――クッキングスケールに対する衛生意識が、一時的なものではなかったのですね。


里見:
そうなんです。クッキングスケールの購入者を対象としたアンケートには「衛生的に使いたいので洗えると安心」「キッチンで使うのに水濡れが心配だった」という声が非常に多くありました。
食器や調理器具は洗うのが当たり前なのに、クッキングスケールだけが洗えないために、汚れを気にしながら料理をする。そんなストレスを抱えている方が想像以上にたくさんいらっしゃるのだと実感し、その現状を変えたいと考えました。


そこで、手に取りやすいエントリーモデルから高機能なフラッグシップモデルまで、すべてを防水仕様にすることで、お客様に「スケールは、洗えるのが当たり前」という新しいスタンダードを提示することを目指したのです。

洗えるスケールのイメージ画像

まる洗いOK。技術とデザインで実現した「洗える=防水」への執念

――具体的にどのようなこだわりを詰め込んだのでしょうか。


北川:
まず、全モデルが防じん防水保護等級を取得しています。エントリーモデルは「IP65」を取得し、流水洗いに対応しました。

フラッグシップモデルは「IP67」を取得し、水深1mに30分間沈めても問題ない性能を実現。水だけでなく、粉じんにも強いので小麦粉などの汚れも気にせず使っていただけます


里見:
丸洗いすることを前提に、「洗いやすく、拭き取りやすい」形状を追求しました。計量皿は取り外して洗える構造で、きょう体は凹凸をなくしています。

また、裏面の脚部分は従来モデルの両面テープで接着する構造から、ネジで固定する構造に変更。これにより繰り返し洗っても脚が外れにくくなりました。ネジ自体もステンレス製を採用しているので錆びにくいのが特徴です。
 

スケールの計量皿を取り外した画像

――見た目も綺麗に使い続けられる工夫がされているそうですね。
 

北川:
従来の防水仕様のスケールはパッキンが露出していましたが、デザイナーのこだわりで、パッキンをきょう体の中に内蔵しました。経年劣化によるパッキンの変色を隠すことで、見た目にも衛生的な印象を保ち、長く綺麗に使っていただける設計にしています。

 

 

――デザインと防水性能を両立させた商品なのですね。その開発段階では相当な苦労があったのではないでしょうか。
 

里見:
そうですね。「洗える」を実現するために、社内テストと外部試験の両面から検証・改善を進めました。社内では、実際に洗ってすすぐ作業を100回以上繰り返す独自の耐久試験を実施したのですが、これがかなりの重労働で……。翌日にはメンバーの二の腕が筋肉痛になってしまうほどでした。


また、繰り返し行った社内テストで検証を重ねた結果、外部の試験機関での厳格な試験にも合格し、IP65・IP67を取得できました。

洗えるスケールの収納イメージ

シェアも、記録も、カロリーも。暮らしが変わる「選べる新機能」

――フラッグシップモデルに搭載された「新機能」についても詳しく伺わせてください。


里見:
今回のシリーズでは、単に「洗える」というだけでなく、使う方のライフスタイルに合わせて選べる3つのユニークなモードを搭載しました。

お客様の「あったらいいな」を形にした、フラッグシップモデルならではの機能です。

 

KW-322(KW-2G05):「ファミリーパックモード」:取り分けた量がひと目でわかる

藤江:
載せた計量物から「取り分けた分」を上段に表示し、「残りの量」を下段に表示する機能です。

業務用スーパーなどで販売されている大容量パックの食材を同じ分量で取り分けることができ、小分け冷凍する際などに非常に便利です。「一度取ったものを、パックに戻すと不衛生」という声を聞き、必要な分だけを取り分けられるようにしたいという発想から生まれました。

KW-322の商品画像

KW-323:「メモいらずモード」:計量値を6件まで保存

里見:
クッキングスケールが特定の計量値を6件まで保存してくれる機能。手作り餃子や冷凍おかずなどを同じ量で作りたいときに活躍します。

上段に保存した目標値、下段に現在の計量値が表示されるので、まさにメモいらず。誰でも「いつもの量」を正確に再現できます。

KW-323の商品画像

KW-P31:「ダイエットモード」:カロリーと計量値を同時表示

里見:
特定の食品の100gあたりのカロリーを登録することで、食品の量を計量するとともにカロリーも確認できる機能です。従来のモデルを進化させ、登録できる食品を6件に増やしました。
上段にカロリー、下段に計量値を同時に表示できるため、計量値=食べる量を減らすことでどれだけカロリーが減るかが可視化されます。ダイエット中の方や食事制限が必要な方に最適なモードです。

KW-P31の商品画像

毎日の生活をより豊かに。開発者が商品に込めた想い

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。


北川:
今回、エントリーモデルからフラッグシップまでラインアップしました。選択肢の幅が広がり「この機能が欲しかった」という一台が必ず見つかるはずです。
今回の機種は脚はねじ止めにしパッキンも製品内部に入っているので従来の機種より洗いやすくなったと思います。ぜひご自身の生活シーンに合わせてお使いください。


藤江:
ファミリーパックモードをはじめ、今までにない新しい機能を搭載したモデルがそろっています。衛生意識の高まりに応えつつ、日々の利便性を高めることに注力しました。
料理だけでなく、生活のさまざまな場面で使える選択肢が大きく広がったシリーズだと自負しています。ぜひ多くの方に手に取っていただきたいですね。


里見:
お客様の困りごとや「あったらいいな」を形にしていきたいという思いから、商品を企画しています。今回の新シリーズもそのひとつ。

機能はもちろん、インテリアにも馴染むスタイリッシュなデザインにもこだわったので、ぜひ自分にぴったりの一台を選んでいただければ。汚れを気にしてストレスを感じることなく、料理や生活を楽しんでもらえれば嬉しいです。

洗えるスケールの商品画像

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