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2026.10.01

おいしいコーヒーをご家庭でも手軽に楽しみたいと思っているけれど、初心者には難しいのでは?と敬遠してしまう方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、2026年3月に発売したタニタのコーヒースケールを使って、初心者の方でもおいしいコーヒーを淹れるコツをコーヒー製造を手掛けるユニカフェの中村匠汰さんに伺いました。 コーヒーの淹れ方、コーヒー豆の選び方など初心者に知ってほしい基本的な知識のほか、ご家庭で手軽に本格的なコーヒーを楽しむ方法もご紹介します。
INDEX

株式会社ユニカフェ R&Dセンター係長 中村 匠汰さん
研究職として世界中のコーヒーの分析や解析、飲料メーカーや小売店などへの提案営業などを担当。
「FNC コロンビアコーヒー生産者連合会」が認定する、コロンビアコーヒーのテイスティング、生産・プロセス・品質管理に関する専門資格「マイルドコーヒークオリティコントロールスペシャリスト」のほか、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の「アドバンスド・コーヒーマイスター」CQI(Coffee Quality Institute)が認定する「CQI認定Qアラビカグレーダー」など、コーヒーに関するさまざまな資格を持つ。
――コーヒーにはどのような淹れ方があるのでしょうか?
コーヒーの淹れ方はたくさんありますが、今回は代表的な淹れ方を5つ紹介します。
――中村さんおすすめのコーヒーの淹れ方はありますか?
コールドブリューは、コーヒー粉と水の分量をはかるだけで誰でも簡単に淹れることができるので、ぜひ多くの方に知ってもらいたいと思っています。
また近年は環境に配慮したサステナブルコーヒーが注目されていますが、コールドブリューは、お湯を沸かさずコーヒーを抽出でき、環境にもやさしい楽しみ方なのでぜひ、いろんな方に試していただきたいです。
――豆の種類、挽き方、焙煎方法など初心者が選ぶ時に知っておくとよい知識があれば教えてください。
――初心者が自宅でコーヒーを淹れるために必要な道具について教えてください。
ハンドドリップでコーヒーを淹れる場合、次の5つの道具が必要になります。
ドリッパー
フィルターを使ってコーヒーを抽出する器具です。さまざまな素材や形の商品がありますが100円ショップやスーパーマーケットなどでも購入できます。
フィルター
ペーパーフィルターを使うとさっぱりとした味わい、金属フィルターを使うとどっしりとした味わいを楽しむことができます。コンビニやスーパーマーケットでも購入できます。
コーヒーポット
ドリッパーにお湯を注ぐための器具です。湯沸かしケトルやポットよりも注ぎ口が小さく、お湯を注ぐ量・速度を安定させることができます。コーヒーポットがない場合は、急須や注ぎ口が尖った計量カップでも代用が可能です。
タイマー
コーヒーの抽出時間を計るために必須のアイテムです。タイマー機能が付いているコーヒースケールを用意するのがおすすめです。
――コーヒーをもっと楽しみたいと思った時におすすめのアイテムはありますか?
コーヒーミルがあると自分好みの粒度でコーヒー豆を挽くことができます。コーヒーの香りと味わいは、挽きたてと挽いてから時間が経ったものだと大きく異なります。「コーヒーを淹れるのが楽しい!」「もっとこだわりたい」と思った方は、先ほどご紹介した5つの道具の次にぜひコーヒーミルを揃えてほしいですね。
――初心者がコーヒーを淹れるのに知っておいた方がいいことがあれば教えてください。
知っておいてほしいことは、抽出倍率、注ぎ方、抽出時間、お湯の温度の4つです。この4つはコーヒーの味わいを左右する大切なポイントなので詳しく解説していきます。
――初心者がコーヒーを淹れるときに気を付けるべきポイントがあれば教えてください。
初心者の方こそ「お湯の量」「コーヒー粉の量」「抽出時間」「お湯の温度」などの『はかること』を大切にしてほしいなと思っています。先にもお伝えしたようにコーヒーは淹れ方によって味わいが大きく変わります。
そのため、ぜひ数値を見て「お湯の量」や「コーヒー粉の量」「抽出時間」「お湯の温度」をはかり、自分好みの1杯に出会ってほしいですね。『はかること』で再現性をもってコーヒーを淹れることができるようになるので、より楽しむことができると考えています。
おいしいコーヒーを淹れるポイントは、4つあります。
POINT1:お湯をはかり4回に分けて注ぎ入れる
抽出倍率15~20で設定したお湯の量を、1:2:1:1の割合で4回に分けて注ぎましょう。
POINT2:時間を正確にはかる
4回に分けて注ぐお湯のタイミングを正確に守るようにしましょう。
POINT3:コーヒー粉は平たく均す
コーヒーの粉を平たく均すことで、お湯が均一にかかるようになります。
POINT4:お湯は中央から外側に渦を描き静かに注ぐ
お湯は中央から外側に渦を描きながら静かに注ぎ入れます。ドリッパーは円錐型なのでコーヒー粉が厚く入っている中央にお湯をしっかりと注ぎ淹れましょう。
コーヒーポットの先は、低い位置にし、静かにお湯を乗せるように注ぎ入れるようにすることで、コーヒーの雑味を押さえて抽出できます。
準備するもの:ドリッパー、フィルター、コーヒーポット、コーヒースケール、コーヒーカップ
材料:コーヒー粉(中煎り)15g、お湯250ml
おいしいカフェオレを淹れるポイントは、4つあります。
POINT1:コーヒー豆は深煎りを使用
おいしいカフェオレの淹れ方は、豆選びから始まります。カフェオレは、ドリップコーヒーに牛乳を加えるため、コーヒー本来の味わいが薄くなってしまいます。
深煎りの豆を使用することで牛乳に負けないコーヒーの味わいを楽しめます。
POINT2:コーヒーと牛乳の割合は1:1
一般的なカフェオレの作り方はコーヒーと牛乳を1:1で混ぜることが多いです。好みによって割合を変えるのも楽しめるポイントです。
POINT3:コーヒーを2倍の濃さで抽出する
カフェオレは、牛乳を加えることでコーヒーの濃さは通常の半分に薄まってしまいます。そのため、カフェオレを淹れるときには、通常の2倍の濃さのコーヒーを淹れるのが重要です。
お湯の量を半分にするか、豆の量を倍にしてコーヒーを淹れましょう。
POINT4:牛乳の温度は60~70度
牛乳の甘味が一番ひきたつ温度は60度~70度とされています。温度が上がりすぎると成分が凝固し風味が落ちるので、ご家庭では電子レンジと温度計を使って温めるようにしましょう。
準備するもの:ドリッパー、フィルター、コーヒーポット、コーヒースケール、コーヒーカップ
材料:コーヒー粉(深煎り)15g、お湯125ml、牛乳125ml
カフェオレはフランス語、カフェラテはイタリア語で「牛乳入りコーヒー」という意味になります。カフェオレとカフェラテの違いは淹れ方にあります。カフェオレはドリップコーヒーに温かい牛乳を混ぜたものです。これに対し、カフェラテはエスプレッソマシンで抽出したエスプレッソに、牛乳へスチームを入れたきめ細かいフォームドミルクを注いだものになります。
カフェラテはエスプレッソを淹れる専用の機器が必要で、初心者には少しハードルが高いですよね。そこで今回は、濃い目に淹れたドリップコーヒーで代用したカフェラテ風ドリンクの淹れ方をご紹介します。
おいしいカフェラテ風ドリンクを淹れるポイントは、4つあります。
POINT1:コーヒー豆は深煎りを使用
カフェラテ風ドリンクもカフェオレ同様に濃い目に淹れたドリップコーヒーにフォームドミルクを加えるため、コーヒー本来の味わいが薄くなってしまいます。
深煎りの豆を使用することでフォームドミルクに負けないコーヒーの味わいを楽しめます。
POINT2:濃い目のコーヒーとフォームドミルクの割合は1:2
カフェオレよりも濃いコーヒーを使うので、濃い目のコーヒー1:フォームドミルク2の割合がおいしく感じられます。もちろん、好みによって割合を変えても味わいを楽しむことができます。
POINT3:コーヒーを3倍の濃さで抽出する
本来カフェラテはコーヒー豆のエキスを高圧で抽出したエスプレッソで作ります。家庭にエスプレッソマシンがない場合には、通常の3倍の濃さで淹れたコーヒーを使うことで手軽にカフェラテ風ドリンクを作ることができます。
お湯の量を1/3にするか、豆の量を3倍にしてコーヒーを淹れましょう。
POINT4:牛乳の温度は60~70度
牛乳の甘味が一番ひきたつ温度は60度~70度とされています。温度が上がりすぎると成分が凝固し風味が落ちるので、ご家庭では電子レンジと温度計を使って温めるようにしましょう。
準備するもの:ドリッパー、フィルター、コーヒーポット、コーヒースケール、コーヒーカップ、フレンチプレス
材料:コーヒー粉(深煎り)15g、お湯約80ml、牛乳160ml
いかがでしたか。今回は、コーヒーの専門家中村さんにお話を伺いコーヒーの基本知識から、コーヒースケールを使ったおいしい淹れ方までご紹介しました。
ぜひご家庭で「はかること」を楽しみながら、お気に入りの一杯を見つけてみてください。
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